インフルエンザ感染予防と治療薬タミフルと空気清浄機

A型インフルエンザウイルスが主な病原体となる季節性インフルエンザは冬の時期の日本を脅かす恐ろしいウイルスです。その流行が見られない年はないといっても過言ではなく、毎年多くの人がインフルエンザに感染して苦しむことになってしまっています。感染症であるインフルエンザでは予防と治療という考え方が重要であり、日常生活レベルと医薬品レベルからの予防と治療に向けた取り組みが積極的に行われてきています。医薬品の面からはタミフルの登場が大きな役割を果たしています。タミフルは感染してから症状が現れて48時間以内に飲み始めることによって治療を1日から2日程度早めることができる治療薬であり、一般的に発熱症状がでるのが3日から5日程度であると考えると画期的な治療薬であると言えるでしょう。治療に役立つことに加えて、タミフルは予防投与でも有用であり、家族感染や医療関係者の患者からの感染予防に積極的に用いられるようになってきています。一方、医薬品を用いずに普段の日常生活の中から予防する試みも多数知られています。そのトレンドとして登場してきているのが空気清浄機の利用です。インフルエンザウイルスの感染経路は飛沫感染が主なものであり、咳やくしゃみなどによって患者から出た飛沫が他の人に付着したり吸い込んだりすることが感染につながっていきます。これに加えて空気感染による経路も存在することが示唆されてきていることから、空気清浄機を使って空気中のウイルスを取り除くことが効果的と考えられるようになっています。空気清浄機によって適度な湿度を保つということもウイルスの生存率を減らすのに有効であり、インフルエンザ予防のアプローチとして人気があります。

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