インフルエンザA型が流行る理由とは

インフルエンザは毎年多くの人を悩ませるウイルス感染ですが、このインフルエンザには大きく分けて三つのタイプがあります。
その中でも特に毎年流行を見せるのがインフルエンザA型と呼ばれるタイプですが、これが流行する背景にはしっかりとした理由があります。
その理由としてまず最も大きいのは「ウイルスとしてのパターンが豊富にある」ということです。
インフルエンザA型ウイルスにはHAスパイクとNAスパイクと言う部分があるのですが、HAスパイクに関してはこれまでに15種類、NAスパイクに関しては9種類が認められています。
これが常に同一の形であったり、常に全てのスパイクが綺麗に存在しているのであればA型ウイルスへの対抗策も打ち出しやすいのですが、しかし毎年インフルエンザA型ウイルスは15種類・9種類からそれぞれ1種類ずつのHAスパイクとNAスパイクが決まった上で広がるようになっています。
単純計算で15×9=135種類ということになりますから、それら全てに事前の予防をするのは極めて困難なのです。
そしてさらに問題になってくるのが「別の動物の遺伝子を持ったウイルスが発生するリスクが高い」ということです。
通常のウイルスは一部分に微細な変化があることはあってもその根幹は変わりません。
だからこそかつて世界中を恐怖の淵に追いやった伝染病たちは駆逐することが出来たのですが、インフルエンザA型ウイルスは他の動物に感染することで遺伝子構造を変化させ、全く新しいウイルスになって広がることがあるのです。
過去には鳥インフルエンザなどの言葉が流行しましたが、これはまさに鳥によって遺伝子構造が変化した新しいウイルスです。
遺伝子構造が変化すると先ほど述べたHAスパイクとNAスパイクの種類も変化しますから、結果として対策が極めて難しいということになってしまいます。
これらこそが、インフルエンザA型が流行する最大の理由たちなのです。

●インフルエンザの対策情報
インフルエンザの治療と予防薬情報

ページトップへ